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2016年9月2日金曜日

[女性向けR18]xxしないと出られない部屋サンプル(ウィルグラ)

杜亜希さんとの合同小説本「××しないと出られない部屋」のサンプルです。
私はいつものウィルグラでアホエロを書きました。鏡張りの部屋でスライムと3Pです。杜さんのほうはいつものユスグラです。

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 グランが目を覚ますと、そこは知らない小部屋の広いベッドの上だった。足先の部屋の隅で恋人のウィルがうずくまっている。水色の聖服を着込んだ背中が見え、床を触ったり壁を叩いたりしている。
 その横には屈んだウィルと同じくらいの背丈の、壺に入ったジェル状の魔物がぴょこぴょこと揺れている。確か、趣味の魔物の観察のためにウィルがアウギュステの浜辺から持ち帰り、研究が終わった後で「住んでいたところに帰す」と言って連れていたスライムだ。
 眠気から覚めないグランはしばらくぼんやりとしていた。
 部屋にはベッドしかなく、連れ込み宿といった様相だった。不思議なことに、ウィルがいる側の壁は一面鏡張りで、グランの顔とウィルの顔が写っていた。それだけではない。鏡の中は通路が伸びているかのように奥行きがあり、グランとウィルがたくさん映っている。すなわち……。
 グランは後ろを向いた。ベッドの頭側の壁も鏡張りだった。合わせ鏡の中、回廊のように伸びた鏡の世界の中で、グランの顔と後頭部が交互に映って奥へと続いている。
 グランが手を挙げると、鏡の中のたくさんのグランが手を挙げ、それぞれのブラウンの瞳と目が合った。
 変な部屋だな、そう思っていると、ウィルがグランの方を向いた。ゆるいウェーブを描く金髪が肩の上で揺れ、菫色の瞳がグランを射抜く。
「やあ、起きたのかい。おはよう」
ついっ、と端正な顔にかけた眼鏡の位置を中指で正し、ウィルが微笑む。飄々とした様子はいつもと同じだ。
「ねえ、この部屋は何?」
「僕も知らないよ。目が覚めたらここにいたんだ」
「僕も知らないんだけど」
「だよねえ。気味が悪いよね。ちょっと調べてみたけど、この部屋、ドアがないんだ。他に出られそうなところもないよ」
「そんな馬鹿な」
「だろう? でも、本当なんだ。それで、コレだよ」
ウィルは一枚の紙をグランに渡す。
 グランが目を通したのを見て、ウィルは言葉を付け足す。
「この紙がベッドの上に置いてあったのさ」
グランは文字を読んで、ぎょっとしてウィルを見て、再び紙に目を落とす。口を開くと、声は震えていた。
「な、何だよコレ……何の冗談なんだ?」
「僕達には記憶がない。部屋から出られる気配もない。とすると」
ウィルはベッドに上がる。ぎしり、とベッドが軋んでマットが傾いた。そのままウィルはグランに迫ると、顎に指先を添えて自分のほうを向かせる。
「この紙にある通りにするしか、抜け出す方法はないんじゃないかなぁ?」
ごく自然にウィルは唇を重ねた。
 動揺するグランの手から、するりと紙が滑り落ちる。
 そこにはこう書かれていた。
『セックスしないと出られない部屋』

◆◇◆

 グランの味を舐め尽くし、ウィルはようやく顔を離す。
 そして、余韻でぼうっとしているグランの頬を両手で挟んでフフッと笑う。
「それじゃ、入れるね」
「うん」
グランはベッドに手をつき、四つん這いにさせられた。
 ウィルは鞄から潤滑剤を出すと、白い軟膏をグランの後孔に塗りつける。グランはひやりとした感覚を受けるも、すぐに体温になじんで温かくなった。
 聖服の裾をまくり上げて下着を下ろすと、グランの中へと切っ先の照準を合わせ、身体を沈めていく。
「……ふっ……」 
入れられているだけで、この先にある快楽を想像してしまい、自然と肛門が締まる。
 ずぶずぶと侵入するウィルの陰茎を締め付けると、ウィルが笑って言った。
「随分と感度がいいね?」
グランは既に汗だくで、荒い息を吐きながら、不満を口にする。
「ずっと入れてって言ってるのに、入れてくれないからだろ」
いわばお預けをくらっている状態だったグランの身体は十分に熟していて、ウィルの雄を受け入れてすぐに順応し始めた。
 ウィルの先端は結腸の奥、グランの敏感な部分を擦る。
「……っ」
奥まで届いたのを確認すると、ウィルはゆっくりと腰をグラインドさせる。
「ふぁ……」
グランの顔がとろける。
 毎晩ウィルに抱かれ、執拗な愛撫で開発された身体は、じわじわと絶頂へと導かれていく。
 びくん、と身体を震わせ、脳が痺れるような興奮をグランは受け止める。
 ウィルが動き始めるともう堪らなかった。
「……っひ……」
半ば涙声の喘ぎを上げながら、グランは全身を襲う悦楽と切なさに啼く。
 ウィルが奥を突くたびに、どうしようもなく身体が疼いて感じてしまう。
 グランの目尻に、自然とじわりと涙が浮かぶ。どうしてなのかはグラン自身にも分からない。
「最近のグランはセックスのときに泣いているね」
グランの上からウィルの声が降る。
「……っ、僕にも、よく分からな……んぁ……ッ」
ウィルは優しい声で言う。
「それだけ僕を感じてくれているんだよね」
ウィルが背後からグランを抱きしめる。
 その温もりを感じて、グランは幸せな気持ちに包まれる。
 ウィルが良いところを突くたびに、グランはぶるりと震えながら、そこから伝わる甘い痺れに身を焦がす。
「っは……ウィル、ウィルぅ……」
熱に浮かされた頭で名を呼ぶと、ウィルの雄が興奮で固さを増す。

◆◇◆

「……ねえ。セックスしたけど、出られないね」
「うん? そぉだねえ?」
ウィルは上の空で返事をする。
 いつの間にか、ウィルは観察日記を手に取っていて、熱心に記録を取っているところだった。おそらく、今日のグランとのセックスについて事細かに書いているのだろう。
 やめてよ、と口で言いつつも、グランは諦め顔でウィルに寄りかかる。
 そして、言葉を続けた。
「……ウィル。セックスしないと出られない、って嘘だったんじゃ?」
ヤるだけ損だった、と言わんばかりの、少し怒気を含んだ声でグランは言う。元々乗り気でなかったところを、ウィルが強引にその気にさせてしたのだから仕方がない。
 ウィルは眉間にしわを寄せ、しばし考え込む。そして、ふと気付いたように部屋の隅に視線を流す。
 グランがつられてそちらに目をやると、スライムと目が合った。
 二人と一匹の間に、奇妙な沈黙が流れる。
「まさか……」
グランはウィルを見た。
 ウィルは笑顔になってグランを見た。
「そうだ、セックスしてない子がいるじゃないか!」
「え、ええ……ッ!?」
グランは顔をひきつらせた。


◆◇◆

「それよりグラン、ほら鏡を見てよ。君の中が丸見えだよ!」
グランが目の前の鏡をみると、合わせ鏡の中に自分の後ろ姿が映っていて、スライムの触手に包まれたお尻と、透明な粘液に広げられた肛門の中身が目に入った。
 グランは思わず緊張で身を硬くする。
 肛門の中は赤く、ちょうどウィルのペニスほどの太さになった粘液が穴を押し広げ、腸壁に吸い付いている。直腸を吸われるのは奇妙な感覚で、気持ちいいというよりは違和感の方が強かった。
 グランは鏡の中を見つめる。
 透明な棒にこじ開けられた穴の中を見て、ああ、いつもこんな風に入り口が開いて、ウィルのを飲み込んでいるんだ、と連想してしまう。
 そう思うと、ますます羞恥心が湧き上がる。
 グランが放心して自分を見つめていると、スライムに変化が現れた。
 グランの腸液を吸っていた粘液の部分が硬化を始めたのだ。どろりとした形状が、みるみるうちに固体へと化していく。
 さらに、前後に動いてグランを犯し始めた。
「ひぃ……っ!」
よく知っているその動きに、グランは驚愕するも、慣れた体はすぐに快感を覚え始める。
 ウィルは目を見張り、「凄い、セックスしてるよ!」と興奮しながら様子を熱心に記帳する。
 そして、心底不思議そうに言った。
「うーん。どこでこんなことを覚えたんだろう? 僕の経験ではこんな行動はしないはずなんだよねぇ」
ウィルは羽ペンを動かす手を止め、思案顔でいたが、ひらめいたように言った。
「そうだ! きっと、僕たちのセックスを見て学習したんだ!」
ウィルは「凄い、凄いよ!」と繰り返し、熱気を持って夢中でノートに書き込む。が、グランはそれどころではなく、立っていられなくなって床に転がる。
「……ふ、ぁ……あぁ……ッ!」
スライムの疑似ペニスは連続してグランを突き、グランは全身に広がっていく快感に勝てず、相手が魔物だということはすっかり忘れて嬌声をあげる。

>>[合同誌に続く]