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とらのあなに色々と委託中です。ウィルグラ再録本ウィルグラ本ベアトリクス乱交本

2016年7月3日日曜日

[R18]ベアトリクスがオダヅモッキーに輪姦される話

「俺達を裏切って、どうなるか分かってんだろうな?」
寒々とした石造りの広間で、青い衣装に身を包み、栗色の髪を高く結い上げた女が床に転がされていた。周りは背の低いハーヴィン族の男達が取り囲んでおり、絶体絶命の窮地に見えた。男達はトゲのついた品のない防具で武装し、斧にナイフに銃にと各々の得物を手にしている。
 女の腰に巻いたベルトは外され、黒いホットパンツは際どい位置まで下げされている。
 上体に着けている青い衣装は、胸元と腹部が大胆に広げられたデザインで、ただでさえ扇情的な衣装がさらに乱されていた。
 女の名前はベアトリクス。所属する「組織」の任務で、星晶獣の調査のために極寒の地(ノース・ヴァスト)にある無法者達、オダヅモッキーの巣に潜入した。が、ここのファミリーの首領であり親父と呼ばれているグルザレッザに目論見(もくろみ)がばれて捕われていた。
 オダヅモッキーは一国の軍隊ほどの人数だった。甘く見ていた、とベアトリクスは歯噛みする。任務といえど、手柄欲しさに起こした単独行動だ。組織の仲間が助けにくる望みは薄い。もっともプライドの高いベアトリクスとしては助けなど求めておらず、自力で活路を開こうと思考を巡らせていた。
……くそう。こんなはずじゃなかったのに。
 ベアトリクスの両手は後手に縛られ、足はM字に開脚させられた状態で、無骨な動物の骨と鉄の棒にきつく固定されている。
 下卑た表情で見下ろす不良ハーヴィンの群れを、ベアトリクスは床の上から睨みつけた。
 ベアトリクスは縄抜けが得意だ。何とか解こうと腕を捻(ひね)るが、溶接でもされたかのように動かない。
「息子たちよ。こいつは裏切り者とはいえ、俺たちの妹だ。殺さずに可愛がってやろうじゃないか。ええ?」
ハーヴィンの一人、グルザレッザが両手を広げ、演技がかった口調で声を張り上げる。
 彼はこの乱暴者たちをファミリーとしてまとめあげている首領であり、皆からは親父と呼ばれている。背の低いハーヴィン族でありながらも、自信満々な言動と鷹揚(おうよう)な態度から、大物のオーラを醸し出していた。
 グルザレッザの言葉に、ヒャッハー! と無法者のハーヴィン達から歓声が上がる。
「ふざけんな……ッ!」
ベアトリクスは美貌にそぐわぬ粗暴な言葉遣いでそう言い、エメラルドグリーンの気の強そうな瞳で男達を睨めつける。
 そんな勇ましい態度も虚しく、オダヅモッキーはベアトリクスに襲いかかった。 
「おい、近づくな! 触るな! 汚らわしい!!」
罵声(ばせい)も効果はなく、ハーヴィン達の小さな手が露出した肌に群がり、我先にと乱暴にベアトリクスの柔肌を掴む。
 男がベアトリクスの胸元をはだけさせると、豊満な乳房がこぼれ出た。寒さでピンと上を向いた桃色の突起に一人が吸いつく。それを見て、もう一人も吸いついた。嫌悪感と、歯を立てられる軽い痛みにベアトリクスは顔をしかめる。
 一方で、下半身に群がったハーヴィン達は黒いホットパンツをずり降ろしていた。ホットパンツからはみ出ないように作られた面積の少ない、きわどい黒下着が現れ、誰かがヒュウッと口笛を吹いた。
 馬鹿にされた気がして、ベアトリクスは恥辱と憤怒で頬を染める。
「……くそっ」
ハーヴィン達が全身を揉みしだき始める。
 情けなく喚いたところで事態が進展する訳でもない。苛立ちのままにベアトリクスは動かぬ腕を地に打ち付けながら耐えていた。
 ハーヴィン達の手が、形の良い乳房を揉みしだき、乳首を吸い上げ、滑らかな腹部や太もも、首筋やほおを撫で回す。
「めんこいなあー!」
「ヒャッハー! 女に触るのは久し振りだぜー!」
男達のギラギラした視線を浴び、脂ぎった手で触られる。
 皮膚の薄い敏感な部分を指がかすめるたびに、ベアトリクスは嫌悪感に鳥肌を立てた。
 刺激に慣れるに従い、肌に触れられる嫌悪感は薄れ、くすぐったいような感覚に変わっていく。
……まさか。
 そんな、嘘だ。
 背筋をゾクゾクと這い上がる寒気にベアトリクスは焦る。
 ハーヴィンの一人が胸の先の尖りを噛むと、甘い痺れが湧いた。
「……ぁぅっ……」
もう片方の胸の尖(とが)りを強く摘まれると、同じ痺れが湧く。
 男達は色めき立ち、ますますベアトリクスへの愛撫に力を入れ、ねっとりと執拗に肌に手を滑らせる。
「へっへ……こいつ感じてやがる!」
嘲笑の言葉に悔しさが込み上げる。
 ベアトリクスの肌には次第に赤味が差していく。
「こっちもイイよな?」
一人がズボンを下ろし、ベアトリクスの口に無理やりペニスを押し込んだ。
 口の中が男根でいっぱいになり、青臭い匂いが鼻腔をつく。先走りが舌の上に流れ込み、苦味が広がった。
 ベアトリクスは初めての出来事に目を白黒させていたが、やがて殺意にまみれた視線を男に向ける。
……食いちぎってやる!
 ベアトリクスが思い切り歯を立てようとすると、頸動脈の位置にガッと強くナイフが当てられた。
「歯を立てたら殺すぜー!」
手慣れた感じで別の男が言った。
「そら、舐めろよ」
死んでは元も子もない。笑う男の声を聞きながら、ベアトリクスは辺りをうかがう。
 口内に気を取られていたが、ベアトリクスに群がる全員が、今や男性器をむき出しにしてベアトリクスに押し付けていた。矛先をベアトリクスに向けて自身を扱いている者もいる。男の汗の匂いがそこらに漂っていた。思わず身体が冷たくなる。
「舐めねぇと終わんねーぜー?」
ベアトリクスは憎々しげに見上げながら、口に突っ込まれた男ハーヴィンの一物を頬張った。汗と尿の混じった酸っぱい匂いと味が、鼻と口の中に充満している。処女のベアトリクスには吐き気を催すのに十分だったし、実際に何度か吐き出したが、その度に別のハーヴィンが我先にと突っ込んだ。
 両側の乳首を吸われ、体中をさわさわと撫でられ、くすぐったさがベアトリクスの身体に湧く。それになるべく意識を向けないように思考を散らす。
 ふと、パンツの下へと、一人のハーヴィンの手が入り込む。
 まだ誰も受け入れたことのない性器の口は固く閉じたままだ。そこを指先でなぞられるとベアトリクスの背にぞわりと嫌悪感が湧く。
「くそ……っ……触んな!」
足を動かしてもがくが、M字開脚で拘束された状態では足を閉じることできない。
 男の無骨な指先が割れ目に沿って前から後ろへと往復し、真ん中で止まったかと思うと、ぐりっ、と指先を内部へと潜らせた。
 敏感な部分に痛みが走り、ベアトリクスは顔をしかめる。
 指は入り口をこじあけようと動くが、ベアトリクスの身体は緊張で固くなっていてとても開かない。男が無理に指を入れようとする度に痛みが走る。
 それを見た男達がニヤついた笑みを浮かべた。
「へへ……固ぇな」
「処女(おぼこ)だったか」
「うるせえ!」
ベアトリクスはペニスを吐き出し、噛みつかんばかりの勢いで怒鳴る。そして、新たな男根を口に突っ込まれて閉口する。
「まったく、顔は可愛ぇのに可愛げのねぇ奴だな」
「……っ……」
ベアトリクスは舌打ちしようとしたが、陰茎を頬張った口では何も出来ず、心の中だけで済ませる。
 男の指に顔をしかめていると、離れたところで眺めていたグルザレッザがベアトリクスに向かった。
「お前達、女には優しくしてやるもんだ」
そう言ってベアトリクスの前に屈むと、男の指を退けさせ、グルザレッザはベアトリクスの秘所に吸い付いた。
「こんな風にな」
「……ッ」
ぬるりとした粘膜が花弁を開いて舐め上げ、ベアトリクスの思考が止まる。
 知識として知ってはいたが、風呂で洗っていないそこを舐められ、じっくりと眺められると羞恥が湧く。
「やめろ!」
思わず肉茎を吐き出して叫ぶが、グルザレッザは止めない。
 舌先でクリトリスの皮をむき、ちゅるりと吸い付く。
「ひっ……」
乳首を弄られる以上の甘い感覚がベアトリクスを襲った。
 普段は乱暴なベアトリクスだが、一人の時に自分を慰めるときはそれなりにある。自慰と同じ刺激が陰核から背筋を伝って脳に伝わり、恥ずかしさとあいまって陶酔感が増幅していく。
 優しく円を描くような動きで唾液をたっぷりと塗りつけられながら、唇で敏感な突起を吸われた。その度にベアトリクスは背を反らせてひくついた。
 じわり、と熱が自分の身体から溢れ出ていくのが分かる。唾液と愛液を絡めてくちゅくちゅと水音を立てながら、グルザレッザは口淫を続ける。ベアトリクスは興奮と羞恥で顔が火照(ほて)っていくのが分かった。
 身体をひねってかわそうとするも、緊縛された身体は動かない。されるがままに舐められ、吸われながら、ベアトリクスは血液が下半身に集い、子宮が降りる感覚を味わう。性器から脳へとゾクゾクと電気が送り込まれ、ベアトリクスはそれを本能で拒否する。
「……ぁあ……ッ」
 今にもイきそうだった。
 気を達しそうなのを耐えていると、グルザレッザが充血した肉芽を軽く噛んだ。今までの優しく柔らかい愛撫に加え、フェイントのように強い刺激を与えられ、ベアトリクスは自分でも驚くくらいの甘い声を上げた。
「そら、最初の威勢はどうした?」
グルザレッザがベアトリクスを笑う。
 それが許せなくて、ベアトリクスは声を塞ぐために、わざと一人のハーヴィンの肉棒を口に含む。気を逸らすように嫌な匂いと味のするそれを無心に舐め始める。その男は喜んで根本を扱き始めたが、ベアトリクスはそれどころではなかった。
 そんな些細な抵抗も虚しく、グルザレッザが膨らんだ突起を吸い続けると、ベアトリクスの身体の中で熱がぐるぐると渦巻き、あそこに溜まっていく。
「……く……ふぁああ……!」
理性は決壊し、叫びをあげながら、ベアトリクスは身体をビクビクと震わせて絶頂を迎えた。
 男根を頬張った喉元から呻きをあげ、思わず口を離すと、同時にベアトリクスの顔に白濁がぶちまけられる。栗色の前髪から口元までを白く染め、ベアトリクスは青臭い匂いに吐き気を催しながら呼吸を整える。
……くそっ……!
 ベアトリクスの心の中では、気を達した満足感と敗北感が混ざり合っていた。
「イったか。呆気なかったじゃないか」
 グルザレッザが勝ち誇った顔でベアトリクスを見下ろし、息子達に向かって声を張り上げた。
「お前達の中で女を知らない奴はいるか?」
「へーい!」
ハーヴィンの中でも幼い顔立ちをした一人が挙手した。
「ようし、筆下ろしさせてやる。一番はお前だ!」
「さすが親父だぜーッ!」
気配りに感激する一味。ベアトリクスはその茶番を噛みつきそうな表情で見る。
 若いハーヴィンはベアトリクスに近付き、ズボンをカチャカチャと脱いで怒張を丸出しにする。そこは既に宙を仰いでおり、初めて見る男性器にベアトリクスは青ざめた。例えるならば亀の魔物、玄武の頭部のようだった。先端は尖って膨らんでいて、赤黒い陰茎が首のように伸びている。
……なんだ……あれは!
 その醜悪さに目を逸らし、ベアトリクスはこれから起こる悪夢を想像して息を飲む。
 開脚した状態で固定されているベアトリクスの両足首を掴み、若いハーヴィンが腰を密着させ、花園の中へと醜い切っ先を沈めていく。 
「や、やめろ……ッ」
若いハーヴィンが固く閉じた入り口に無理矢理に先端を押しつけると、ベアトリクスの秘所はまるで裂けるように左右に肉のひだを開いていく。クンニで濡れているとはいえ、挿入の痛みを和らげるほどではなかった。
 みしり、と自分の身体が軋(きし)む音を聞いた。
 男はベアトリクスの身体に杭を打つように、前後に腰を動かしながら次第に奥へと進めていく。ぶちぶちと、処女膜を突き破って他者が潜入する感覚。それとともに、熱く重い摩擦痛が起きる。初めて受け入れる雄の器官に身体が悲鳴をあげた。
「痛ぁ……!」
思わずベアトリクスは悲鳴をあげる。あそこの肉が熱した鉄棒で血まみれにされ、ぐちゃぐちゃとかき回されているような感覚だった。
 実際にベアトリクスは出血していて、赤い純潔の証が床へと垂れていく。
「畜生! 抜けよ!」
ベアトリクスは声を荒げる。手足を束縛された状態では抵抗することもできない。激痛で反射的に涙が浮かぶが、ベアトリクスはぐっと堪えた。
 グルザレッザがからかう調子でベアトリクスを見下ろす。
「どうした? 顔が青いぞ?」
「この野郎……ッ!」
留守になっていたベアトリクスの口の中に、別のハーヴィンの陰茎が差し込まれる。
 深く息を吐いて痛みを逃がすベアトリクスの額に脂汗が浮かぶ。
 ヒューマン族と比べると身体も性器も小柄なハーヴィン族であったが、処女であるベアトリクスの身体を痛めつけるには十分だった。
 うっすらと後悔の念が頭をよぎる。
……ゼタとバサラガの忠告を聞いておくべきだったか。
 だが、組織のお気に入りであるユーステスの顔が浮かんだ途端に静かな怒りが湧き上がり、それは掻き消えた。
 ベアトリクスは自分に言い聞かせる。私は間違ってない、と。手柄を立てるには、こうするしかなかった。ベアトリクスが自分で選んだ道だ。
……後悔はない……後悔するものか。
 そもそも、ユーステスが来なければ、ベアトリクスが裏切り者だとバレることもなかったし、剣も回収されていなければ活路は開けたはずだ。
 ベアトリクスは心の中で歯ぎしりしたが、思考はハーヴィン達の愛撫でかき消される。
 今まで、ベアトリクスは組織の一員として、またエムブラスクの剣の契約者として、様々な戦闘で経験を積んできた。無茶をして死にかけたこともある。しかし、そこで味わう殺傷や怪我の痛みとは違う、身体の内部からの苦痛に顔をしかめる。左側へと梳いた前髪はべったりと額にはりつき、激痛からくる脂汗が玉のように浮かんでいた。
 純潔を失ったことで身体は痛みを感じていたが、心も傷付く痛みにベアトリクスはショックを受ける。
 この程度の陵辱。任務のため、手柄のためなら覚悟していたハズなのに。死ぬことに比べれば全然マシなのに。
 ベアトリクスには特に行為を寄せる男性はいない。大切な人に処女を捧げる甘い夢などは過酷な現実で思い付きもせず、そんな願望は抱いていなかった。が。
 ふと、ゼタの顔が浮かんだ。
……ゼタが今の状態を見たら何て言うだろう。こんな姿を見て軽蔑するだろうか? 泣いて悲しんでくれるだろうか? それとも、憐憫か同情を寄せられるだろうか?
 そんな考えが浮かんだが、刺すような苦痛の中、意識は現実へと引き戻された。
「……ぐ……っ」
「奥まで入ったぜ、あったけぇー!」
男の先端が、コツンと奥まで当たる感覚があった。
 男は感慨深そうにフゥッと息を吐き、本腰を入れて動き始める。
 薄い粘膜が剥がれた膣壁が、肉棒に擦られて熱と痛みが生まれた。
 男の動きは容赦が無く、ガツガツと夢中で腰を振る。ベアトリクスは、ただこの苦痛が早く終わることを祈りながら耐えた。
 その時は早く訪れ、初めての女体を味わった男はすぐに射精した。体内に熱が放たれ、動きを止めた男がハァハァと呼吸をする。ベアトリクスは醜悪な姿だと思った。
 男がペニスを引き抜くと、入れ替わりに冷たい外気が入ってくる感覚があった。ベアトリクスが傷む下肢を見下ろすと、血と白濁の混じったピンク色の精液が中から溢れていた。
「次は俺だ!」
別のハーヴィンがベアトリクスの太股を掴む。
 ぐいっ、と腰が引かれる。二人目が身体を割り込ませてベアトリクスの奥へと押し入れる。
 一人目の精液で潤った花園は、たやすく男を受け入れる。彼が前後に動く度に、処女膜を破られたばかりの内壁がひりつく。
 破瓜(はか)のときの激痛ほどではなかったが、膜を失った膣内は男が動く度に摩擦熱と痛みを脳に伝える。
 身体の奥を突かれる度に悲鳴が出そうになる。が、プライドの高いベアトリクスは声をあげたりしない。声を飲み込み、自分に群がる不良ハーヴィン達を床の上から憎々しげに見上げていた。
 上下の口をペニスで覆われ、体中には他のハーヴィンの男根があてがわれ、何人かが射精してはベアトリクスの青い衣装を白く染め上げる。
 独特の生臭い匂いが広間に満ちていて、その匂いにまたベアトリクスは吐き気を覚える。
「……ッ」
ベアトリクスの口を犯していた男が射精し、舌の上に塩辛い味が広がる。ベアトリクスは思わず咳き込んでそれを吐き出した。
 ベアトリクスの口の端から白い糸が零れ、石畳の床へと垂れ落ちていった。
 時を同じくして、ベアトリクスを犯している男が射精し、胎内に熱が放たれる。
 ベアトリクスは殺意でいっぱいだったが、全身を緊縛された状態では身動きが取れない。それに、数時間にわたる輪姦で体力は消耗しつつあった。
 そんな中、じわじわとベアトリクスの身体に変化が訪れていた。
 痛みは次第に引いていった。そして、痛みの中に寒気に似た疼きが生まれるのを感じた。
 ベアトリクスはそれに気付いていた。
 膣内のお腹側をぐっと突かれると刺すような刺激が湧き、身体が震えた。
 僅(わず)かな快感。
……そんな、馬鹿な……。
 ベアトリクスは自分の変化に愕然としたが、Gスポットを突かれると思考は溶けた。ベアトリクスは強い刺激に背を反らせる。
 その変化にハーヴィン達は気付き始めた。
「こいつ感じてやがる!」
「とんだ淫乱だぜー!」
「……ち、違う……!」
ベアトリクスは頬を紅潮させ、エメラルドグリーンの目に涙をためていた。
 感じたくないのに無理やりに感じさせられる屈辱。
 これならば、まだ苦痛のほうが良かったのではないか。
 膣だけではない。首筋や脇腹、おへそや太ももの内側など、敏感な部位を擦られるたびにベアトリクスは喘いだ。が、それは口に突っ込まれた一物のせいで声にならない。
 二人目の男が射精し、三人目がベアトリクスの中へと進入した。
 男はベアトリクスの表情を見ながら、的確に感じる箇所を突く。
 ベアトリクスは冷や汗をかいた。
……くっ……こいつ、上手い……っ。
 背筋を電気が這い上がり、脳を熱く痺れさせていく。快感で朦朧としてくる頭を、理性を振り絞って現実へと戻す。が。
「……ぐぁっ……」
男のテクニックにベアトリクスは身体を跳ねさせ、意識は快楽の海へと引き込まれる。
 亀頭が押し入る度にぞわりと刺すような痺れが湧き、引き抜くときはそこにカリ首が引っかかる感触に切なさが湧く。
 ベアトリクスの塞がれた口から甘い声が漏れた。
 痴態を眺めていたグルザレッザが馬鹿にした調子でいった。
「ヌハハハッ! 腰が浮いてるぞ」
指摘の通り、ベアトリクスは腰を浮かせて男を味わっていた。そうすることで相手と深く繋がり、悦い場所に肉槍が触れる。それを無意識のうちに行っていた。
 なりふり構わず、ベアトリクスはもっと快感を得ようと腰を擦りつける。
 男達が屹立を差し出し、ベアトリクスの手に握らせる。されるがままにベアトリクスは上下に扱(しご)き始めた。これが自分を気持ち良くさせてくれるのだと思うと堪らなくなった。
 ベアトリクスの媚態で興奮しているハーヴィン達は、たちまちのうちに精液を吐き出していく。
 ベアトリクスが達するには至らぬまま、男が射精する。
 別のハーヴィンが入れ替わりに挿入し、抽送(ちゆうそう)しながらクリトリスを指先で擦る。両側から与えられる快感にベアトリクスは喜びの声をあげる。そうして内と外とで甘い熱を感じながら、ベアトリクスの意識は白く染まり、果てた。


 兄弟達を昇天させるベアトリクスを見て、グルザレッザが感激したように言った。
「気が変わったぞ。お前を裏切り者ではなく、再び俺たちの妹として迎えようじゃないか!」
ハーヴィン達から歓声が湧く。
 ベアトリクスは混濁(こんだく)する意識の中でそれを聞いた。
……これから毎日、こいつらの相手をするってことか?
……毎晩、こんなふうに抱かれる?
 ベアトリクスは口の端に笑みを浮かべた。
 馬鹿馬鹿しい。どうして私が組織を抜けてこんな狭苦しいところに入るんだ。
 だが、ベアトリクスが抱いた感情は、嫌悪でなく淡い期待だった。
 休みなく挿入される雄々しく固い男性器、自分に向けられる欲情の視線、体じゅうに吐き出される白い精液。これだけの数の男を夢中にさせたという事実。それは奇妙なことに自尊心と女の悦びを満たした。
 グルザレッザがベアトリクスの前に立ち、ズボンの前をくつろげ、他のハーヴィン達よりも雄々しい怒張を見せつける。
「物欲しそうな顔をしているな」
何か憎まれ口を叩こうとしたが、ベアトリクスは目が離せず、グルザレッザの指摘の通りに視線を送っていた。
「そう急くな」
グルザレッザがベアトリクスの入り口に自身の位置を合わせると、ズブズブと肉槍を沈めていく。
 そのままグイッと奥まで突かれ、ベアトリクスは悲鳴に近い嬌声をあげる。グルザレッザが前後に動き始めると、ベアトリクスは身体の芯から溢れる快感に耐え切れず、嬌声をあげ始める。
「どうだ、気持ちいいか?」
ベアトリクスは首を横に振る。それは最後の意地だったが、グルザレッザが動きを止め、焦らすようにゆっくりと腰をグラインドさせると、堪らずにベアトリクスは言った。
「……っ、気持ちいい、から……動け……っ!」
その目には涙が溜まり、顔は蕩(とろ)けていた。
 ベアトリクスは今や一匹の雌と化しつつあった。
「いちいち言葉遣いが荒い奴だな」
グルザレッザがピストン運動を再開し、ベアトリクスは突かれるままにがくがくと体を揺らす。
 二回達した身体は完全に出来上がっていて、ただ突かれるだけでどうしようもなく感じてしまう。
「ふぁ…っ! ……あっ、イイ……ッ!」
グルザレッザがベアトリクスに顔を寄せ、耳の中に舌を差し入れる。
 性感帯のひとつであるそこの、穴の中をぐるぐると舐め回され、鼓膜のすぐ近くでぐちゅぐちゅと水音が鳴った。ぞわりと肌が粟立ち、ベアトリクスをますます淫靡(いんび)な気持ちにさせ、興奮は倍増していく。
 獣のような吐息をつきながら、ベアトリクスは快楽を貪った。
 全身を多幸感と陶酔が襲い、脳がちりちりと痺れ、また絶頂を迎えそうになる。
 ベアトリクスは自(おの)ずから腰を浮かせ、思いのままに自分の感じる部位にグルザレッザの一物を擦り付けながら、気を達しようとしていた。そして、それはすぐに訪れ、ベアトリクスは悲鳴をあげて絶頂を迎えた。
 その後も、兄弟達がグルザレッザに続いて性交を続け、ベアトリクスは休む暇も無く剛直で中を突かれ続け、何度も意識を天へと押し上げられた。
 やがてベアトリクスは拘束を解かれたが、逃げ出すことはなく、ただ兄弟達の寵愛(ちようあい)を受け続けた。
 ベアトリクスの嬌声(きようせい)が絶え間なく広間に響き、ハーヴィン達が満足する頃には、ベアトリクスは虚ろな目で宙を見て、辺りは白濁と青臭い匂いに染まっていた。
「ベアトリクス。これから宜(よろ)しく頼むぞ」
グルザレッザが言う。兄弟達の言葉が後に続いた。
「妹よ、毎晩可愛がってやるからな!」
泥のような疲労と眠気の中で、ベアトリクスはぼんやりと歓迎の言葉を聞いた。

>>>同人誌に続く